
『田舎暮らし』・・ あこがれますか?
この問いに対し、実に多くの人が「はい」と答えています。さまざまなアンケート結果からも「通勤ラッシュと無縁の暮らし」、「豊かな自然に囲まれた生活」にあこがれを感じている人は日本人の半数近くにのぼるそうです。とは言えそれを実行しようとすると何かとハードルが高いのが現実。
いますぐの移住は難しくても老後は田舎でゆっくり暮らしたいと思っている方も多いかと思います。そんな方へ、フィリピンの田舎暮らしの様子を通じて、古き良き日本の昭和の時代も連想するような連載記事をお届けしたいと思います。
本日はその記念すべき初回。
フィリピンの田舎の朝はニワトリの「コケコッコー !!」という鳴き声とともに始まります。まだ薄暗い夜明け前から少しずつその鳴き声は大きくなります。夜の間じっとしていたニワトリやアヒルたちが活発に行動開始。やんちゃな若鳥は井戸パイプの上へ。

特に夏場は日の出が早いので、人間も日の出とともに起床。外のさわやかな空気を吸い込み、交通渋滞や通勤電車の喧騒もない静かで穏やかな『人間らしい』一日の始まり。『フィリピン人にとっての日常は日本人にとっての非日常です。』都会の生活で疲れ切った体をフィリピンの朝焼けが癒してくれます。
そして朝食。たまごは庭のニワトリが生んだ自家製。パンは近所のパン屋で一個10円で売ってる。そしてソーセージにコーヒー。質素ながら十分すぎる贅沢。

朝食を終えたら井戸から水をくんで洗濯。そしてここで早朝の水浴び。シャワーなどはなく、せっけんで洗った体をひしゃくの水で洗い流す。温水は出ないので冷水だがそれが気持ちいい。
フィリピンの田舎には、日本人の心を癒してくれる安らぎがある。春から秋までは日本で暮らし、寒い冬の間だけ常夏のフィリピンで過ごすようなライフスタイルも魅力だ。ちなみに空き家再生ドットコムではゆくゆくはフィリピンでの田舎暮らしのお手伝いも視野に入れてる。南海の巨大魚を追い求めた釣り遠征も可能。
毎週金曜日連載の『フィリピン田舎暮らし紹介』コラム。
次回更新は8月8日(金)の予定です。