
さて、本日は雨漏りの調査・修繕に関し、勝浦市守谷の空き家のお話です。本件は玄関を入ってすぐの天井が崩れ落ちています。その雨漏りの原因調査のご依頼を受けました。
この空き家は、昭和後期に増築した家屋がある住居で、これはよくあることですが、増築した家屋とのつなぎ目に問題が発生しがちです。屋根に上がってみると下の写真のような状態でした。落ち葉が積もりタンポポまで咲いています。

それらをかき集めるとあっという間に袋いっぱいになりました。
落ち葉と泥をすべて取り除くと雨漏りの原因がはっきりと分かりました。トタン屋根に明らかな穴が開いています。それも一箇所だけでなく何箇所も。落ち葉と泥で常に湿気がある状態が保たれたため腐食が進んだものと思われます。

すべての穴にシリコンを注入しました。そして三日ほど待ってシリコンが完全硬化したタイミングで塗料を二回塗りして完了です。

雨漏りは完全に止まりました。
本当にたったこれだけのことなのです。雨漏りに気づいた際にすぐに対応していれば天井の崩落は避けられたと思います。ですがお話をお伺いすると、この空き家は高齢のおじさん、おばさんに子供がおらず、そのご両名がお亡くなりになり、その姪(めい)にあたる方がご相続された家屋とのこと。
そのように相続された空き家は手入れが行き届かないことはご想像に難くありません。
そんな空き家を地域活性化になんとか活用したく思っております。
次回更新は8月19日(火)の予定です。