
新型コロナ発生直後の2020年4月、会社から在宅勤務指示が発令されました。その指示に便乗する形で同年6月に勝浦市に移住後、早くも6回目の春到来。月日が流れるのは本当に早いものです。あれだけ世間を騒がせたコロナも、人々の記憶から失われつつあるのではないでしょうか。
私自身は勝浦に移住後、ごく普通のサラリーマンとして2024年まで勤務。その後、脱サラして合同会社空き家再生ドットコムを設立し今に至ります。
移住当時、ジャングルのように荒れ放題だった自宅の庭を文字通り汗水垂らして数か月かけて再生。今では梅、ミカン、ブドウ、桃とさまざまな果実が四季折々楽しませてくれます。

2020年の移住当時、家の周囲は以下の通り荒れ放題。Google Street Viewが撮影した2018年の写真では、駐車スペースも膝から腰までの高さの雑草で覆われています。ほぼ廃墟ですよ!(笑)。
だからこの土地付き古民家の売り出し価格は破格の280万円 !! 即決で購入。それを数年の歳月をかけ『After 2023』の状態までリフォームしました。
雑草や蔦(つた)を徹底的に除去。むき出しになった地面には人工芝を敷設。こうすることで雑草が生えず維持管理がはるかに楽になります。さらに石材や砕石を使って庭の淵をデコレーション。もちろんすべてDIY。それが重要。業者に頼んで高いお金なんかかけちゃダメ。
できることは全部自分でやる。プロでないと難しいことだけプロに頼めばいい。それでかなりお金を節約できます。
尚、空き家再生ドットコムの開業後、これまではクリーニング業をメインに運営してきましたが、今年こそは旅館業に進出しようと思っています。
勝浦市内に眠る二千軒もの放置された空き家。それらを再生し、宿や商業施設もしくは借家などとして再利用するお手伝いをしたい。
ただ『言うは易し行うは難し』と言われても仕方ない。それなら自分で実証しようではないか。勝浦市松部に280万円で購入した家。まずはそれを宿として開業予定です。
そしてこのプロジェクトが成功した暁には、ゲストハウスや民宿経営に興味のある起業志望者に低リスクで事業を始められるような環境一式を提供するのが会社の次のミッションです。
放置された空き家を低価格で再利用するからこそ手元の資金が少ない方でも無理なく始められるビジネス。だからリスクは最小限におさえられる。ゆくゆくは全国展開も。北海道の登別温泉とかに宿をオープンできたら最高ですね。そしてその運営には信頼のおける人にあたってもらえたらなおうれしい。
とは言え『なんか楽して儲けられそうだから・・』といったような安易な発想で起業を考えていらっしゃるなら絶対にやめた方がいいです。
新規オープンしたラーメン店が短期間で店じまいしてしまうのは有名な話です。1年以内に4割、3年以内に7割のラーメン屋が廃業するそうです。お店の什器や設備投資に1,000万円以上のお金を借金して開業したものの、売り上げが思うように伸びず赤字が続き、結果、夢半ばで撤退を余儀なくされます。
そして借金だけが残る・・・
誰でも一国一城の主になるのは大きな夢。しかし初期投資にお金をかけ過ぎ、新規オープンしたラーメン店で4年目以降も生き残れるのはたったの3割というのが実情。厳しい現実ですが夢だけでは事業は成り立ちません。
毎週火曜日更新の連載コラム。
次回予告ですが、ラーメンの話の続きを考えています。長年「1000円の壁」という言葉が付きまとうラーメン。『ラーメン一杯の価格の上限が1000円を越えられない』というもので、それを超えてしまったとたんに客が来なくなってしまう。昨今の世界情勢により食材の価格が軒並み上昇している現在。ではどうやって生き延びていけばいいのか。そしてその教訓が空き家再生ビジネスとどう関係してくるのか・・・
次回更新は4月7日火曜日の予定です。