山里亮太、フィリピンに子ども食堂を建設。
芸人の山里亮太さんはNPOと協力し、フィリピンで低栄養の子どもたちに給食を提供する「赤メガネ食堂」を作ったそうです。この食堂では100人の低栄養児童に対して、1年間、月曜日から金曜日、給食を無料で提供するとのこと。山里さんは食堂の建設費を支援したらしい。
著名人の社会活動には「売名だ」「偽善者」などと叩く声もあるが「ブレーキにはならなかった」という。なぜフィリピンなのか、どうして子どもを支援するのか。本日は、12/15(月) AM10:05配信 AERA DIGITAL 2025年12月15日号からの記事引用です。
山里亮太さんいわく、
「偽善」という言葉は、やっぱりブレーキにはなりやすいですけど、だからといって前に進まなかったら結局何も生まれない。現に、今回、僕が動いたことでフィリピンでは100人の子どもが給食を食べられているんです。
「赤メガネ食堂」のオープンの日は僕も現地に行きました。子どもたちがすごくうれしそうに、おいしそうに給食を食べていて。「これからも食べられるの?」と聞かれて「そうだよ」と答えたときの笑顔が良かったんです。
子どもたちの中には、父親の漁を夜中から朝4時まで手伝ってから学校に来る子もいるしおなかが減って勉強ができない子もいて、学校がつらい場所になってしまっている。でも給食が食べられるようになると学校は友達もいるし、ごはんも食べられる最高の場所に変わるんです。おなかがいっぱいになれば勉強だって頑張れる。

ひょっとしたら、僕がかかわった子どもが何十年後かにとんでもない発見をして、ものすごい数の人を救うかもしれない。誰かのために何かをすることは、すぐ目の前の結果を求めるものではないということを、フィリピンにいくたびに教わってる感じです。
芸能人は良くも悪くもその行動が常に社会の監視下にあり、良かれと思ってやった行動も『偽善』と言われてしまい兼ねない厳しい世界ですね。そういった中でも堂々と自己主張されていて尊敬の念しかありません。
私の方はというと、合同会社空き家再生ドットコムを立ち上げてちょうど1年が経ちました。何かを成し遂げられたかというと全然まだです。だから山里さんは率直にすごい。フィリピンの貧困の現実は私自身も実際に直に見てきていますので尚更です。
空き家再生ドットコムという会社が掲げる会社理念もともすれば『偽善』と言われても仕方ないですが、今日は山里さんにその立場を代弁していただいたようで、この気持ちをなんと表現したらいいのか。
簡単にはとても言い表せない。でもなんとか言葉にするなら、そう、目の前を覆っていた濃い霧がすうっと晴れたような、そんな軽やかな気持ちになりました。
『千里の道も一歩から』。初心忘るべからず。
また頑張っていこうという思いが募る記事でした。
次回更新は 12月23日火曜日の予定です。