昨日、1月12日(月)の千葉日報に興味深い記事が掲載されていました。千葉県市原市で『空き家』をテーマにした川柳コンクールが開催され、その投稿には、現状を嘆いたり、笑い飛ばしたり、作風はさまざまだが、どの作品にも田舎生活のリアルや苦悩、切実な願いがにじんでいるとのこと。
そして大賞に選ばれたのは:
アライグマ 空き家見つけて シェアハウス
大賞受賞の投稿者の方いわく、自宅庭に集めた落ち葉の上でアライグマが昼寝をしていた実際の出来事を「シェアハウス」と表現。「居心地がいいのかもしれないが、畑を荒らしたりするので現実的には共生は難しい」と苦笑いしているそうです。
そして入賞に選ばれた作品のいくつかをご紹介致します。
空き家にも ご先祖様が 宿ってる
どうするの 空き家の話 明日は我が身
空き家にも 住んでた証 柱キズ
空き家でも 草取りしては 孫思う
我が家より 空き家の方が 豪邸だ
どれも空き家に関わる地主の方々の本音が垣間見え、そこにこそ空き家問題解決の糸口があるのではと思えてなりません。
例えば最初の句。
幼少の頃から何十年も住んできた家。今は空き家となってしまった家。今後も身内の誰も使わないだろう。でも先祖代々の家。自分の代で終わらせる訳にはいかない。だから安易に売ったりとかできない。このケースは田舎では非常に多いと聞きます。空き家問題の最大の要因のひとつに他ならないですね。
一方、私が個人的に好きなのは最後の句。通勤に便利な都会近くの賃貸アパートやマンションを借りて住む人は多い。東京に近いほど間取りは狭く、家賃も高い。それでも背に腹は代えられず通勤優先。結果、田舎に残された実家の方がはるかに豪邸だったりする。
その豪邸を誰かのために有効利用していただけないだろうか。それこそが空き家再生ドットコムの切なる願いです。
引用元: 千葉日報新聞 令和8年1月12日朝刊
千葉日報オンライン
https://www.chibanippo.co.jp/articles/1555126
次回更新は1月20日(火)の予定です。