■ 田舎暮らし
§ フィリピンの物価のお話 §
~ 平均月給4~5万円の暮らし ~
投稿日: 2025年 8月22日 (金)

さて、本日はフィリピンの物価の話。日本では今年になって物価が急激に上がり、お米の値段もほんの数年前の2倍の値段になってしまった。日本の庶民の生活は苦しくなるばかりだ。ただ世界を見渡せば、平均月給4~5万円という収入で生活している国もある。そう、フィリピン。
フィリピンの物価も今年はだいぶ上がってしまったが日本に比べればまだまだかなり安い。例えば散髪代。これはもう驚きの世界。『GUPIT(床屋)』の看板。値段は80ペソ。今は値上がりして120ペソになっているそうだが日本円に換算するとそれでも350円ほど。

カットのみではあるが、アメリカのバスケットボールの生中継がテレビで流れる中、30分くらいかけて丁寧に切ってくれる。10分で手早く済ませるような日本の千円カットよりはるかに丁寧でかつ激安。技術もプロ級。

自分も80ペソで散髪してもらったあと外に出ると、小売店があちこちにある。現地では『Sari-Sari Store』と呼ばれている。簡単な買い物はみんなここで済ませる。
それにしても、ピンクのスクーターを横付けし、ピンクのヘルメットをかぶったまま支払いをしようとするお客さん。日本ではなかなか見ない光景だ(笑)。

そして場所を移して、日本のイオンモールにあたるようなスーパーにやってきた。ここではきちんと品質管理されたものが販売されている。まずはスイカ。日本であれば2千円で売られているようなサイズ。それが110ペソ。日本円で300円ほど。やはり南国のフルーツ系は激安だ。

一方、白菜。フィリピンでは高地で気温の低い場所でしか栽培できない。指先の野菜は159ペソ。日本円にすると450円ほど。これは逆に日本より高い。希少価値の高いものは逆に高くついてしまうようだが、基本的にはフィリピンの物価はかなり安く、日本人の老後の移住先としてまだまだお勧めだ。
毎週金曜日連載の『フィリピン田舎暮らし紹介』コラム。
次回更新は8月29日(金)の予定。