■ 田舎暮らし
§ フィリピンでおやつ作り §
~ もち米で作るのは? ~
投稿日: 2025年 9月5日 (金)

日本には柏餅という伝統の和菓子があるが、フィリピンにも似たようなおやつが存在する。ある日の昼食を終えた昼下がりにぞろぞろと親戚が集まりおやつ作りが始まった。
包装材料となるのは下の写真にある葉っぱ。柏餅は葉っぱ一枚だけで包むが、このおやつはちょっと複雑。ある植物の葉っぱを器用に丸めて材料を包む。

日本人にはなんの葉っぱか当てるのは難しいと思うが、これはココナッツの木の葉っぱである。ココナッツはナタデココの原料にもなるヤシの実だ。

細長いココナッツの木の葉っぱを器用に丸め、その中に甘く炊いたもち米を包み巻いていく。下の写真で右上の方にあるのが準備した包装材料。その中にもち米を詰めて巻いていき右下にあるような形に仕上げていく。そして甘い団子の完成だ。フィリピンの伝統のおやつである。

さて、フィリピンでの休暇も終わりが近づいてきた。最後の晩餐にレイチェルのお父さんが庭のニワトリを振舞ってくれることに。捕まえたニワトリを手際よくさばいてくれる。慣れた手つきは本当に無駄がない。

あっという間にむしられたニワトリをいつものようにバーベキュー。庭をさっきまで走り回っていた地鶏。脂は少な目。肉質は筋肉質だがうまい。もう明日には田舎を後にしてマニラに向かう。
毎週金曜日連載の『フィリピン田舎暮らし紹介』コラム。
次回更新は9月12日(金)の予定。