
総務省の「令和7年通信利用動向調査」によると、日本国内のスマートフォン世帯保有率は91.8%に達し、テレビの世帯保有率(90.1%)を初めて上回ったそうです!ちなみに個人所有率は78.9%で、若年層ではほぼ100%に達しています。なぜスマホはここまで普及したのでしょうか。
その理由のひとつは紛れもなく『ユーザーが簡単に操作できるようになったから』ではないでしょうか。40年ほど昔の1980年代の初期のパソコン。当時のパソコンは下のような画面から操作するのが普通で、例えばuserフォルダ内のディレクトリーを見るのなら、dirというコマンドを赤矢印の箇所に打ち込んでEnterキーを押します。
同様に、ファイルをコピーするとか、いらないファイルを削除するとか、なにをするにもその動作を実行するためのコマンドを入力する必要があり、パソコンを快適に操作するには無数の数のコマンドの暗記が必要でした。

ところが現在はなんの知識もない小学生ですらスマホで写真を撮ったり、いらない写真を削除したりできます。簡単な指の操作ひとつで!コマンドなんて覚える必要もありません。
さて本題に戻り、先週に引き続き『空き家再生』の話です。
今は夢物語ですが、AIが発展を続ける現在、もし廃墟のような空き家の写真をAIに学習させ、AIロボットが家の修復をしてくれるなら、修復後の空き家を賃貸住宅として再利用するなどして空き家問題は劇的に解消されるでしょう。
もし空き家の修復が誰でも簡単にボタン操作でできるようなそんな時代がきたら・・・。でもそんな未来は遠い先のことでしょう。

以前、勝浦市の地域おこし協力隊の空き家担当の方と何度かお話をする機会がありました。その方いわく、勝浦市で空き家をお持ちの方の多くが空き家のためになんか1円もかけたくないと思っているとのことでした。
ましてや業者に頼んで数百万円の修繕費を払うなんて論外。結果として空き家をただただ放置。窓も開けることもなく空き家を放置すれば室内に充満する湿気のせいで家の内部は急速に傷みが進みます。悲しいかなそれが現実です。
そんな現状に少しでも解決策を見い出したい。先週お話しした通り、空き家再生ドットコムが目標とするのは町の大人気のケーキ屋さんのような存在です。それも、大人気のケーキのレシピを惜しげもなくすべて公開しているようなケーキ屋さん!
人件費や原材料費など何もかも高騰している昨今。もしイチゴショートケーキがひとつ2,000円の時代がきたらあなたはケーキ屋さんでケーキを買うでしょうか。
空き家のオーナー様がすでに直面しているのはそんな状況と思っています。バカバカしくて空き家の修繕費用なんて払いたくもない。誰も住んでいないし誰も使わない。そんなものになぜ数百万円ものお金を払うの?と。
ただ、もしそんな高物価社会の中でも美味しいショートケーキを一個300円で販売し、さらにはそのレシピまでも公開している。そんなケーキ屋さんがあったらいいな。300円はちょっと言い過ぎかも・・・。でも庶民に寄り添い、店内にはいつも笑顔が溢れている。そんなケーキ屋さんです。
あわよくば、オーナー様ご自身がDIYで家の修繕ができればそれが一番。でもオーナー様はご高齢の方も多く現実的には難しいでしょうか。それなら空き家再生ドットコムが可能な限りお手伝いさせていただければ大変光栄です。
一方、空き家を買って移住をご検討されている皆様。長年放置された空き家はどこかしら修繕が必要な場合が多いですが、DIYならはるかに低予算で修復できます。そんな皆様も全力で応援させていただきたく思っております。
空き家問題解消のために何ができるだろうか。永遠のテーマです。
次回更新は9月22日火曜日の予定です。