
当初、週末一回の出張で完了すると見込んでいた2DKアパート一室のクリーニング。汚れが予想よりもはるかにひどく、さらにフローリングも予想外に損傷した状態。アパート全室のクロス貼り替え、さらにフローリングの貼り替えが必要となり、当初の日程ではまったく終わりませんでした。

今回、この機会にクロス貼り替え手法をご紹介したく思います。DIYの入門編とでも言いましょうか。技術的にそれほど難しい訳でもないのに、一般的な業者に頼むと20万円くらいかかるような工事が、自分でやれば材料費の1~2万円だけで済んでしまいます。
尚、途中少し計算に関する記述もあり、数字にアレルギーのある方は読み飛ばしていただいた方がいいかも知れません(笑)。
まずは主材料である壁紙本体。ホームセンターに行けば、ロール状になったものを10cm単位で買うことができます。様々なデザインの中からお好きなものを選べますが、安価なものであれば10cmで22円くらいです。1メートルで220円。10メートルなら2,200円。
ここで、今回対応した4畳半のフローリング部屋のケース。床の寸法は縦305cm、横260cmでした。仮に、横260cmの窓がない東側一面に壁紙を貼る場合、壁紙は正味90cmの幅で貼れるので、3本貼ると横幅260cmの壁をカバー(90cm x 3 = 270cm)できます。
高さ240cmで使用したと想定すると3本合計で使う壁紙の長さは720cm(7.2メートル)。ひと部屋に壁は4面ありますし、窓やドアがあればそこに壁紙を貼る必要はないので差し引きます・・・といった具合で計算します。
この作業を面倒くさいと思わず、少しでも出費を抑えたいと思う方にはぜひDIYに挑戦して欲しいと思います。一方、自分は不器用だし失敗するリスクがあるくらいなら得意の分野に力を注ぎ、修繕は業者にお任せすると言うのももちろん懸命なご判断と思います。

では作業の手順のご紹介です。まずは壁の上下の長さを計測。通常235cm程度です。ここに壁紙を貼っていきますが、上2cm、下2cmくらいを加算して材料を準備するのが安全です。つまり235cmの壁なら239cm分の壁紙をカットして用意します。その裏面に丁寧にのりを塗ります。そして1枚目を壁に装着。上と下にははみ出した部分はコテとカッターを使用し切り取ります。
次はその左から、5~6cm程度重なるようにして壁紙を貼り付けます。(下写真参照。)分かり易いように故意に左側はめくっています。

そして壁紙を貼り合わせた部分(壁紙が二重になっているところ)のちょうど中心にコテをあて、カッターで強く切り込みを入れます。

次に、カッターで分離された余分な紙を取り除きます。対象は赤矢印で示した部分。縦に細長い2枚の壁紙を天井から床までゆっくりとはがしていきます。

すると右側と左側の壁紙の切り口が揃い、ローラーでなめしてあげるとどこに合わせ目があるのか分からないほどきれいに仕上がります。

長くなってしまいましたので本日はここまでです。次回予告ですが、持ち込んだフローリングの板を使用し傷んだ床を修復します。

フローリング板の取説に、下張りとして12mm以上の合板下地を敷いて下さいとのことだったので12mmのコンパネを敷きました。その上から1枚1枚貼りつけていきます。
ちなみにクロスの貼り替えは入門編と書きましたが、その理由は材料の加工が極めて簡単だからです。はさみとカッターで簡単に処理可能です。一方、フローリングの板材料は部屋のサイズに合わせてカットが必要でその際は下の写真中央にあるジグソー(電動のこぎり)のようなツールが必須になります。
これは使いこなすのにある程度の熟練が必要となり、中級を飛び越え上級レベルの技術が必要かも知れません。ただ、DIYで高難易度の工事にもチャレンジしようというご意欲のある方はぜひ工具も買い揃えていただくことをお勧めします。ジグソーと電動ドライバーは必須のツールです。
来週はフローリング完成までの模様をお届けします。次回更新は6月30日火曜日の予定です。