
今週はクイズの答え合わせからです。
ある猟師は、1メートルしか飛ばない鉄砲で10メートル先の鳥を仕留めることに成功しました。いったいどうやったのでしょう?
実はこれ、フジテレビで1991年10月から1993年3月まで放映されていた『カルトQ』という深夜クイズ番組で実際に出題された問題です。当時はまだスマホもない時代。メディアと言えば新聞、テレビ、ラジオだけ。そんな中、他のクイズ番組とは異なり、幅広い知識を問うのではなく、特定ジャンルに徹底的に特化した知識を競う形式が特徴の人気クイズ番組でした。
『カルトQ』という名前の通りマニアックな問題ばかり出題されてましたが、たまに「なんだそれ?」とあきれてしまうような出題もありました。
そして冒頭の問題。答えはというと、
1,鉄砲の長さが9メートルあった。
2,鉄砲の玉が9メートルあった。
3、猟師の腕が9メートルあった。
4,鳥が9メートルあった。
笑えるでしょ? まともな答えは一つもありません。一緒にテレビを観ていたバイト仲間もあきれて大爆笑でした。
そしてその時一緒にテレビを観ていた全員が声をそろえるように「がけの上から鉄砲を撃ったんじゃないの?」と声を上げました。そう、がけの上から10メートル下にいる鳥に向けて鉄砲を撃てば重力で玉は落下し鳥に命中できます。
先週『沈没船ジョーク』の例をあげましたが、周りに流されるのでなく冷静に状況を判断することで未来は変わるかも知れません。
ではここで『不動産売却シミュレーション』の話に戻ります。
やどかりは新たな住処を見つける前に今の住処を手放すことは絶対にありません!それは人間も同じ。
つまり「売る行為」と「買う行為」は切っても切れない密接な関係なのです。
そして『不動産売却シミュレーション』で試算の結果、3,500万円で買った家が今なら7,000万円で売れることを知り、絶頂の喜びの中、売却益で9,000万円の家に買い替えた夫婦。しかし10年後、新居の価格は6,000万円まで下落しました。3,000万円の損失です。
そしてここでタラレバの話。損失を回避する方法はあったのでしょうか
「はい、あります。」
状況を整理すると以下のような感じです。

前述の『カルトQ』の出題と同じく、答えは複数ある可能性があります。そしてそのひとつとしてご紹介したいのが以下のようなケースです。
ここに川上さんというご夫婦がいるとします。川上さん夫妻も『不動産売却シミュレーション』を試してみて自宅が7,000万円で売れることを知り、今が自宅の売却時なのか悩んでいました。
そんな時、会社から海外転勤の辞令がでます。大手カメラメーカーの国際営業部長の川上さんは、売り上げが伸び悩むドイツ拠点の立て直しのために現地に海外転勤することになりました。ゆくゆくはヨーロッパ全土の統括を担う可能性もあり、海外勤務は10年近くになる可能性も伝えられました。
自宅を10年も空き家にしてしまうとどうなってしまうか心配。結局川上さんは7,000万円で自宅を売却しました。一方、転勤先のドイツでは会社経費で社宅が用意され住居費の負担はゼロに。日本で支払っていた毎月10万円の住宅ローンからも解放され、それだけでも年間120万円の支出削減。そして2036年を迎える頃にはなんの苦労もなく1,200万円の貯金ができました。
また、3,500万円の家が7,000万円で売れたことで住宅ローン残債の1,400万円を差し引いても5,600万円が手元に残り、さらに10年間でできた貯金1,200万円を合計すると手元には6,800万円が残りました。
そして川上さん夫妻は日本に帰国することが決まり、改めて新居を探します。すると、危うく9,000万円で買うところだった駅近マンションは6,000万円に下落していました。もし10年前に5,600万円を頭金にして9,000万円のマンションを買っていたら、今頃まだ2,500万円近くの住宅ローンが残っていたと思うとゾッとします。しかし運よく川上さん夫妻は現金一括で6,000万円のマンションを購入できました。
めでたし、めでたし・・・
ただ、これは成功例の一例に過ぎません。冷静に現状分析と将来予測を行うことで『日本人はフェイクに弱い』などと言わせない行動が可能です。
次回は『空き家再生ドットコム』ならではの方法をご紹介したいと思います。
次回更新は8月11日火曜日の予定です。